京浜臨海部ライフイノベーション 総合特区について
10月9日ノーベル医学賞受賞が決まった直後の記者会見で、山中伸弥京大教授は「喜びは大きいが責任を感じる。iPS細胞は医学や創薬において大きな可能性があるが、まだ実際には役立っていない。日本だけでなく世界の難病の方々にメイドインジャパンの薬を提供したい。」と述べました。西の山中教授と並ぶ東野iPS細胞の権威、慶応大岡野英之教授のいうiPS細胞の研究は前臨床段階から臨床段階にどう移行できるかが求められています。
今こそ山中教授のノーベル医学賞受賞を追い風に川崎臨海部から夢の医学の実現を発信すべしと市長に質しました。
市長は、岡野教授が進める実験動物中央研究所と連携したiPS細胞を活用した脊髄損傷の治療等により、総合特区の中核となる取組と認識してます。さらに京浜臨海部特区の優位性は特区に関連する大学や研究機関、製薬会社と連携し、成長産業の発展を進めることであり、この支援体制を整備していきたいと答えました。