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誰もが安心してスポーツを楽しめる安全で快適な等々力陸上競技場の改築を求めて

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 川崎フロンターレのホームスタジアムでサポーターの聖地となっている等々力陸上競技場の整備計画について、以前より取り上げていましたが再び民主党の代表質問で討議しました。

そのやり取りによると、2014年度に第1期工事メインスタンドの解体・新築工事が完了、2015年~2018年までは野球場の解体・新築工事を行い、第2期工事サイドスタンド・バックスタンドの整備は事業評価を実施した上で整備方針を決定するとのことです。

 つまり、サイドスタンド・バックスタンド整備に関しては、48億円の債権が残っているため市債の繰上償還が必要となり、2016年を目途に事業評価を行うということで、改修するという方針以外に、完成時期や改築規模などの詳細は決まっていません。2期工事が完了するまでの間は、メインスタンドの改修が進む一方、第2期工事に関わる現施設のスタンドの傾斜やコンコースの安全性の確保などの課題や問題点は改善されないままになり、サポーターをはじめとする来場者が望む「安全で快適な競技場」の実現が5年以上先送りされることになります。

 何よりも、2013年度内にメインスタンド部分は改修完了し、残り部分は2017年度に完了するという市長の発言や選挙公約に沿ったものではなくなっているという事実があります。また、1期工事完成から2期工事完成までには、高低差12mもあるアンバランスな競技場となってしまいます。

 市民の誰もが気持ちよく利用できる施設整備を、中途半端な改修ではなく完全改築として行なっていくべきだと思います。今後も、この問題は取り上げて参りたいと思います。